翻訳家によるコラム:生物学・分子生物学・バイオ技術コラム

生物学・分子生物学・バイオ技術コラム by平井
生物学・分子生物学・バイオ技術コラム一覧へ戻る

2012年08月15日
光ファイバはブロードバンドに適している

こんにちは。轄kエ翻訳事務所で論文翻訳を担当している平井と申します。

分子生物学やバイオテクノロジーをはじめとする生物学全般に関する翻訳や、医学論文、生化学、ライフサイエンスに関する翻訳など、生物学や医学において、複数の分野にまたがる翻訳も扱っています。指名でのご依頼もお受けしておりますのでご相談ください。

電波障害がなく、ケーブル内を効率よく伝送する光ファイバはブロードバンドに適しています。

ブロードバンド(broadband)時代を迎えた今日、増え続ける情報を電波でカバーするには限界があります。このため、光ファイバケーブル(fiber-optic cable)を使った通信網(communication network)が著しく普及し、その情報量(information volume)も増えています。光ファイバケーブルの普及は、電波のように空中に情報エネルギーを放出するのではなく、ケーブル内を効率よく伝送するため、無駄も少なく、電波障害(radio disturbance)を引き起こすこともありません。

光ケーブルは外側から見ると電線と同じように見えますが、その中には石英ガラス(silica glass)やプラスチックで作られた1本のケーブルが内蔵されています。光信号はこの中を屈折しながら伝送されるのです。

光ファイバはその中心部に光信号を通す、屈折率の高いコア材があり、その周囲をクラッド材が同心円状に形成されています。クラッド材の直径は125ミクロン、コア材は10〜100ミクロンの範囲で、その伝送能力は毎秒十数テラビットにおよぶ広帯域性と1%/100キロメートル以下の低損失性を有し、高速大容量時代にふさわしい特性を有しています。

石英ガラスに関してはその減衰特性の関係から1.5ミクロンの波長帯域を有する赤外線発光ダイオードが使われています。また、受光素子としてはAPDやPINフォトダイオードが使われています。

轄kエ翻訳事務所   医学翻訳・分子生物学翻訳・生化学翻訳担当:平井