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スポーツに関する翻訳

スポーツに関する翻訳Set sail for success

2020年のオリンピック開催地に東京が選ばれました。トップクラスのアスリートが披露するパフォーマンスを間近で見る機会は貴重ですので、日本のスポーツ界にとっては有意義な大会となることでしょう。日本でオリンピックが開催されるのは1964年の東京、冬季も含めると1972年の札幌、1998年の長野以来、4度目となります。2度の世界大戦などで何度か中止となったこともありますが、夏季オリンピックは2020年で第32回を迎えます。

オリンピックの歴史を簡単に紹介しますと、近代オリンピック(Olympic Games)と呼ばれる現在のオリンピックは1896年にアテネで開催されたのが最初で、ヨーロッパの14か国から280名ほどが参加し、8競技43種目が行われました。オリンピックの始まりはフランス人のピエール・ド・クーベルタン男爵で、1500年前に行われていた古代オリンピック(Ancient Olympic Games)に感銘を受けて開催を提唱します。その後、賛同した国によって国際オリンピック委員会(IOC: International Olympic Committee)が設立され、第1回大会の開催へと進みました。クーベルタン男爵自身もIOCの事務局長や会長を務めるなど、オリンピックの開催に尽力します。

日本がオリンピックに参加したのは1912年の第5回ストックホルム大会からで、初めてメダルを獲得したのは2度目の参加となった第7回のアントワープ大会でした。テニスに出場した熊谷一弥選手がシングルスで銀、熊谷選手が柏尾誠一郎選手と組んだダブルスでも銀メダルと大活躍をします。そして、日本人の金メダル第一号は第9回アムステルダム大会の三段跳びに出場した織田幹雄選手でした。その4年前の1924年にはフランスで第1回冬季オリンピックが開催され、2014年のソチオリンピックで22回を数えます。

野球やサッカーを始めとして、数多くの日本人アスリートが世界の舞台で活躍をする時代になりました。ニュースや新聞などで取り上げられる機会も増えたため、スポーツ分野の翻訳にはこれまで以上に幅広く、豊富な知識が求められます。各スポーツの新しい情報を欠かさずにチェックすることにより、生き生きとした自然な流れの訳文を提供するよう心掛けています。


この翻訳分野の専任者からのごあいさつ

佐々木スポーツ翻訳担当の佐々木です。

スポーツ翻訳を担当しております佐々木です。私自身もスポーツを趣味としており、プレーするだけではなく観戦することによって実際の雰囲気に触れ、感覚を磨くように努めています。また、さまざまな競技に関する新しい情報の収集も欠かさず行うことにより、臨場感のある訳文、違和感なくスムーズに読むことができる文章を心掛けています。(佐々木)
→佐々木が担当する「政治経済・アート・スポーツ翻訳コラム」はこちら

過去の翻訳例のご紹介

  • 近代オリンピックの歴史(日本語→英語)
  • プロ野球の統一球問題に関する資料(日本語→英語)
  • スカッシュのルールについて(日本語→英語)
  • 運動部の体罰に関するレポート(日本語→英語)
  • 大相撲と外国人力士の台頭に関する文献(日本語→英語)
  • F1チームのスポンサー契約書(日本語→英語)
  • 凱旋門賞と日本競馬界の関係(日本語→英語)
  • 高校野球の球数制限に関するウェブ記事(日本語→英語)
  • フィギュアスケートの採点基準について(日本語→英語)
  • テニス・サーブのメカニズム(日本語→英語)
  • スポーツブランドCMのナレーション(英語→日本語)
  • メジャーリーグのドーピング問題に関するレポート(英語→日本語)
  • ワールド・ベースボール・クラシックの結果(英語→日本語)
  • サッカー・ワールドカップ予選に関する雑誌記事(英語→日本語)
  • サーフブランドの歴史に関する文献(英語→日本語)
  • NFLのチーム紹介(英語→日本語)
  • マスターズ・トーナメントの出場者一覧(英語→日本語)
  • ラグビー・南半球4か国対抗の試合結果(英語→日本語)
  • バレーボールのルール変更に関する説明資料(英語→日本語)
  • メンタルトレーニングに関する論文(英語→日本語)
  • スポーツ医療、スポーツ向けリハビリテーションに関する論文(日本語→英語)
  • オリンピック公式スポンサーに関する契約書(英語→日本語)(日本語→英語)
  • フィギュアスケートコーチング契約書(英語→日本語)(日本語→英語)

翻訳例

翻訳 ケース1

例文

Cristiano Ronald says he wants to stay at Real Madrid for the rest of his career after signing a new contract until 2018.

訳文

クリスティアーノ・ロナウド選手は所属するレアル・マドリードと2018年までの契約延長にサインをし、現役引退までレアルでプレーする意向を示しました。

注意する点

サッカーのスペインリーグに関する内容です。ロナウド選手は世界的に有名なプレーヤーなので氏名の定訳はインターネットや雑誌などで確認しました。また、「Real Madrid」は「レアル」と「リアル」に分かれますが、公式ホームページに合わせて「レアル・マドリード」としています。


翻訳 ケース2

例文

Chris Horner became the oldest ever Grand Tour winner in the Vuelta a Espana at the age of 41, eight years older than Tony Rominger was when he won the race in 1994.

訳文

クリス・ホーナー選手が歴代最年長の41歳でブエルタ・ア・エスパーニャを制しました。1994年に優勝したトニー・ロミンゲル選手の記録を8歳更新しています。

注意する点

ブエルタ・ア・エスパーニャは毎年スペインで行われている自転車のロードレースです。日本では注目度が低いですが、ヨーロッパでは自転車競技が盛んで、ツール・ド・フランスなどさまざまな大会が行われています。


翻訳 ケース3

例文

The former major leaguer Wladimir Balentien, who plays for the Tokyo Yakult Swallows, hit his 56th homer, sending him past Sadaharu Oh, Tuffy Rhodes and Alex Cabrera.

訳文

元メジャーリーガーで東京ヤクルトスワローズに所属するウラディミール・バレンティン選手が56号のホームランを放ち、王貞治選手やタフィ・ローズ選手、アレックス・カブレラ選手の記録を抜きました。

注意する点

バレンティン選手はメジャーリーグのシアトル・マリナーズやシンシナティ・レッズに所属していました。選手の氏名が複数出てくるため事前に定訳を調べ、読みやすい文章に仕上げています。


翻訳 ケース4

例文

Defending champion Czech Republic reached the Davis Cup final after winning its doubles match to eliminate Argentina.

訳文

デビスカップの準決勝が行われ、前回優勝のチェコがダブルスでアルゼンチンを下して決勝に駒を進めました。

注意する点

デビスカップはテニスの国別対抗戦です。「defending champion」は、そのまま「ディフェンディングチャンピオン」、もしくは「前回優勝」のどちらにするか悩みましたが、カタカナの長い単語は読みづらいと判断しました。